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抜歯しないでうまくいった矯正治療例

ケース1 11才女性 重度の上顎前突

11才と成長終了が近くなった時期、全部が永久歯になってから来院された上顎前突の患者さんです。かなりの前後的問題があるため、診断ではまず小臼歯の抜歯の必要性をお伝えしましたが、年齢の割に身長が低めで、下顎角が小さいがっしりした骨格でしたので、少しでも効いてくれればと期待して機能的顎矯正装置(下顎の成長を促進させる装置)を使ってもらいました。すると、かなりの下顎の前方への成長、移動が生じたため、非抜歯でスタート。非抜歯にも関わらず良好な結果になりました。横顔での口元の変化にも注目ください。

歯根吸収のリスクも下顎の前への変化により移動量が減少したため低下。非抜歯でしたのでマルチブラケット治の動的治療期間も少なくて済みました。全体の治療期間は2年。そのうちブラケット装着期間は1年弱。保定期間は2年です。

費用の目安 60万円〜


ケース2 11才男性 深い咬み合せの下顎前突(受け口)

多くの歯が永久歯だった患者さんですが、舌側弧線装置とマルチブラケット装置でうまく咬み合わせを改善することができました。

抜歯治療にならずに済んだことにより、ブラケット装着期間、全体の治療期間も短くて済んだため、歯根吸収や歯肉炎のリスクは最小限です。治療期間は1年、保定期間2年です。

費用の目安 50万円〜


ケース3 12才女性 下顎前突(受け口)と先天欠如歯、矮小歯によるすき間

生まれつき永久歯が無かったり、歯が異常に小さかったりで未発達だった上顎を広げ、短い治療期間で咬み合わせを改善できました。小さかった歯はほとんど削らずに補綴、無かった歯のスペースには人口の歯を接着。削らずに補綴してあります。

歯根吸収や歯肉炎のリスクはありますが、全体の治療期間が抜歯治療の約半分の1年で済み、また、移動距離も小さかったため、問題なく治療を終えることができました。

費用の目安 30万円〜



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